5月2日(木)  蹴鞠

蹴鞠は、約1400年前、飛鳥・奈良時代に中国から伝わった球技の一種です。勝敗を争うものではなく、蹴る時の姿の優美さや、音の美しさ等を楽しみます。
当時の鞠は鹿の皮で作られていて、数人が円陣となりその鞠を地面に落とさないように蹴り合います。最初は貴族から、後に武家や神官、民衆まで広く親しまれていきました。
現代でも蹴鞠は、日本各地の神社で年中行事として行なわれ、香川県の金刀比羅宮では、平安装束を纏った神官による奉納蹴鞠を見ることができます。
遊戯としての蹴鞠は、相手が蹴りやすいように鞠を送ります。自分本位で蹴ってしまっては、相手は受け取ることはできません。また、「アリ」「ヤア」「オウ」という声掛けやアイコンタクト等のコミュニケーションも必要となります。
私たちが仕事をする上でも、周りの人とのコミュニケーションは不可欠です。相手が受け止めやすいような思いやりのある言葉を掛け、声を掛けられた人も相手の言葉を真摯に受け止めたいものです。

今日の心がけ◆相手を思いやって仕事をしましよう