6月13日(木)  指示と復命

組織には、何らかの指示を出す人とそれを受けて実行する人がいます。仕事とは、この両者のやり取りが複雑に重なって進んでいくものといえるでしょう。
 

その際に大切なことは、仕事の指示や依頼を受けて実行した人が、その結果を指示した人に報告する「復命」です。
 

復命は復申ともいい、古くは「返り申し」ともいわれましたが、これを怠ると仕事が滞ってしまい、また仕事の改善の機会を逸してしまうこともあります。
 

例えば、上司からの指示を完了させたとしても、それを報告しなければ上司は次の仕事の展開が見通せず、新たな命令を下すことはできません。
 

また、顧客から依頼を受け、それをきちんと成し遂げたとしても、その結果が相手に届かなければ、先方にとっては、完了していないのと同じでしょう。
 

自らが指名され、ハッキリとした指示を受けたことに対しては、それを実現しただけで終わりではありません。最後の結果報告をもって完了となるのです。
 

小さな復命が次の仕事へと結ばれ、大仕事につながっていくのでしょう。



【今日の心がけ】

結果の報告を徹底しましょう