6月14日(金) 世界献血者デー
本日は、ABO式血液型を発見してノーベル賞を受賞した血清学者、カール・ラントシュタイナーの誕生日であり、世界献血者デーです。
この記念日は、血液という「いのちを救う贈り物」をくれる献血者に感謝するとともに、血液製剤を必要とする患者には献血がかせないことを周知するのが目的で、世界各国で様々なイベントが催されています。
呼吸や免疫など、人体の生存を支える重要な役割を果たす血液ですが、今日の医療技術では人工血液を作ることができないといわれています。
免疫にかかわる白血球の働きを代用する薬はあっても、酸素や二酸化炭素を運ぶ赤血球、血液を固めて傷をふさぐ血小板に代わるものは、研究の途上なのです。
「輸血」と聞くと大怪我をした時に行なうものと思われがちですが、実は輸血用血液製剤の多くが癌や白血病などの治療に使われています。
医療や防災などの専門職に就く人でなければ、人命を救うような体験は稀かもしれません。献血は多くの人がそれに携わることのできる機会といえるでしょう。
【今日の心がけ】
献身の精神で行動しましょう