6月20日(木) 相手の気持ちを考える
1977年9月3日、読売ジャイアンツの選手であった王貞治氏が、ハンク・アーロン氏の保持していた世界記録を超える756号のホームランを打ちました。
かつてアメリカで国務長官を務めたコリン・パウエル氏は、この時の王氏について「打ったフォームもすばらしいが、はしゃがず、おごらずベースを回る姿に気品がある」と述べています。
王氏はホームランを打った後、相手投手を一瞥し、その心情を慮ってベースをまわっていたといいます。
この相手を思いやる謙虚な姿勢と、たゆまぬ努力を続けた結果、生涯に868本のホームランを打つ大記録につながったのでしょう。
私たちも努力が実り成功した際の喜びはひとしおです。しかし、自分一人の力だけで成し遂げたというおごりがある場合、その姿勢が人間関係のトラブルなどを招き、次の成功につなげることは難しくなるでしょう。
相手の気持ちを思いやる謙虚な姿勢で、業務に励みたいものです。
【今日の心がけ】
思いを形にしましょう