8月5日(月)蝉の分布 

夏も盛りとなり、蝉の声が響きわたる時期です。幼い頃、蝉取りにいそしんだ人も多いのではないでしょうか。

蝋は夏の季語で、古くから俳句や和歌に詠まれるなど、なじみ深い昆虫ですが、近年、いくつかの種類で生意域に変化が生じているといいます。

例えば、かつては九州などの西日本に生息していたクマゼミは、近年関東近郊の地域でも見られるようになりました。

その原因は地球温暖化にあるといわれています。また、東京では常緑樹の多い公園で見られるようになった傾向があり、これらの公園は江戸時代に参勤交代によって生まれた大名の下屋敷や庭園が元になっています。

蝉の分布は、環境の変化や人間の生活と密接にかかわっているようです。蝉の声を耳にしたり、道端で抜け殻を目にする機会があれば、その種類や特性を調べてみてはいかがでしょうか。

身近な動植物について知ることで、自然に関心を寄せていきたいものです。



【今日の心がけ】

身近な自然に関心を持ちましょう