2024年8月22日 家訓

F氏は、二十歳の時に父親から手渡された一枚の便箋を、30年経った今でも
大切に保管しています。

それは、祖父が書き残した家訓で、青インクのペン字で「天を敬い、祖先を崇め、人を愛し、他人には寛容で、自己には厳格にして、生活力旺盛で社会のためになる人となれ」と記してあります。

祖父は、この家訓を父親に示す時、「人間は、物と心のどちらか一方が欠けてもよくない。この家訓は、人間性を創ることと生活を大事にすることとの両方を主眼として作った」と言ったそうです。

自分の人生を振り返る時、F氏は、この家訓が職場での働き方や人間関係の築きが、そして生き方の指針になっていることを実感しています。

F氏は、このような家訓を作り伝えてくれた祖父への感謝を、これからも忘れないように心がけるとともに、自分の子供にも祖父の家訓を伝えていこうと決意しました。



【今日の心がけ】

親や祖先の思いに心を向けましょう