2024年8月23日 伝え方
人に何かを伝える際、伝え方によって相手の受け取る印象は異なります。
短歌の講師であるMさんは添削指導をする時に、文法や歴史的仮名遣いなど、間違っている箇所をハッキリと指摘するよう心がけていました。
Mさんはある日、その指導方法が一部の参加者から「言い方がきつい」と不評であるということを耳にしました。
そのことを先輩講師に相談すると「参加者に指導内容が伝わることで、初めて指導したことになる。ハッキリ言うことも大切だけど、相手にMさんの言葉を気持ちよく受け取ってもらえるように工夫することも大切だね」と教わりました。
先輩からのアドバイスを受けたMさんは、ハッキリと伝えるだけではなく、角が立たない言い回しを織り交ぜながら添削するようにしました。そして、言葉の選び方を考えるようになって指導の幅が広がったと感じたのです。
「伝える」と一言でいっても方法は様々です。相手にしっかりと伝わる方法を考えることが大切でしょう。
【今日の心がけ】
伝え方を工夫しましょう