2024年9月26日 亡き母がつないでくれた
東京に住むAさんは、一年前に亡くなった母の墓参りのため、妻と娘を連れて四国の実家に帰省しました。中学生になる娘は、距離の問題もあり、祖母と生前に多く話す機会がありませんでした。
Aさんは母の墓前で、娘に母がどのような人物であったか、自分が幼い頃の思い出や、結婚してから娘が生まれた時の話など、思い出を初めて語りました。
娘が中学生になってからはAさんとの会話が減っていましたが、母の墓前では、二人の会話は自然と弾みました。その日の夜、娘は祖母の写真を手に取りながら、静かに思いにふけっていました。
その時、娘は「私の命は一人の命ではないのね」とポツリと話したのです。亡き祖母とのつながりを感じながら、父と娘で新たな絆を深めていったのでした。
家から戻ってからは娘との会話の機会が増えました。亡き母が私たちをつなげてくれたのだとしみじみと感じたAさんは、娘の繊細な感情を大切にしながら、しっかりと向き合おうと心に誓いました。
【今日の心がけ】
命のつながりを大切にしましょう