2024年10月7日 ロゼッタストーン
ロゼッタストーンは、1799年にエジプトのロゼッタで発見された石碑です。
同一の文章が、古代エジプト文字のヒエログリフ、民衆文字、ギリシャ文字で記されており、未解読だったヒエログリフ解読の鍵になると期待されました。
しかし、ギリシャ文字は既に知られた文字であり、解読は時間の問題と思われたものの、それから20年たっても部分的な解読にとどまりました。
多くの学者が頭を抱える中、遂にヒエログリフの決定的な特徴を発見し、1822年、体系的な解説を世に発表したのがフランスのシャンポリオンでした。
シャンポリオンは、少年用代から優れた観察力や独創性を示し、若くして多くの言語を習得すると共に、エジプトへの憧れを強めていったのです。
政治的な混乱から研究が度々中断するなど、様々な困難がありましたが、幼少からの夢を追い続け、努力を重ねてきたシャンポリオンは、ロゼッタストーンの発見を好機とし、ヒエログリフ解読という大発見を成し遂げました。
最後まであきらめない心が、学問に新たな知の扉を開くのです。
【今日の心がけ】
粘り強く取り組みましょう