2024年10月9日(水) いい天気 

Aさんは雨が嫌いでした。通勤時には傘をささなければならず、足元が濡れてしまって移動に時間がかかり、空気も湿っぽくなるからです。

そのため、出社後も気分がどんよりしてしまいがちでした。同僚にこの気分をこぼすと、意外にも同僚は雨が好きだと言います。

「雨の音を聞いていると心が落ち着く」というのがその理由でした。また、傍にいた別の同僚は、「雨の匂い」が好きだと語ってくれました。

Aさんは、そんなものかなと思いながら仕事を終えて家路につく道すがら、意識して雨音に耳を傾けていると、次第に心が静まっていくのを感じたのです。

「いい天気」や「好天」は、通常は晴れの日を指しますが、それ以来、Aさんは「雨もいいものだ」と思えるようになったと言います。

雨や風、暑さや寒さは、心によって好き嫌いがあるかもしれませんが、気象の変化は人の力でどうこうできるものではありません。

四季の移り変わりや気象の変化を楽しむ心の余裕を持ちたいものです。



【今日の心がけ】

自然の変化を楽しみましょう