2024年11月1日(金) 忠犬タロー
11月1日は「犬の日」です。犬の鳴き声「ワン、ワン、ワン」にちなんで記念日として制定されました。この日は、犬についての知識を身に付け、犬を可愛がる日とされています。
日本各地には、人と犬との良い関係を示すエピソードが多くあります。「忠犬ハチ公」の物語は有名で、飼い主を思うハチの姿に涙を流した人もいるでしょう。
茨城県石岡市には、忠犬ハチ公ならぬ忠犬タローがいました。昭和39年、石岡駅で飼い主とはぐれてしまった一匹の犬は、迷い込んだ小学校で飼われるようになりました。犬は「タロー」と名付けられ、子供たちから可愛がられました。
タローは、朝と夕方、必ず小学校から駅までおよそ2キロの距離を歩きました。駅の待合室に着くと、じっと改札口を眺め、誰かを待ち、待ちくたびれるとまた小学校に戻っていったのです。これが亡くなるまで十数年続きました。
その様子を、市民は親しみを込めて眺めていました。今では、駅前にタローの銅像が建てられ、また歌や映画となってタローの姿を後世に伝えています。
【今日の心がけ】
動物に親しみましょう