2024年12月9日(月) 後輩の振り見て
Tさんが所属する部署には、今年、一人の新入社員が配属されました。そのため、その新人に仕事を教え、相談を受けることも多くなりました。
ベテランのTさんから見ると、たびたび「今時の新人は」と呟いてしまいそうな振る舞いや、ヒヤッとするような場面に出くわすこともありました。
ある日、そのことをお世話になった先輩に話すと、遠慮がちに「かつての君も同じようなことをしていたよ」と論されたのです。
先輩から、その時の詳しい状況を初めて知らされたTさんは、自分の顔が赤くなるのがわかるほど恥ずかしくなったといいます。
Tさんは、自分が知らないところで、先輩たちに様々な失敗を許してもらい、庇ってもらって今の自分があることを改めて痛感したのです。
人の姿は目につきやすく、自分の姿は見えにくいといいますが、時を経た過去の自分の姿はさらに見えにくく、忘れやすくなるのかもしれません。
「かつての未熟な自分」の姿を心に留めて後輩と接したいものです。
【今日の心がけ】
自分自身を振り返りましょう