2024年12月20日(金) サバンナ効果

私たちの暮らす街中には、利便性の向上や活性化のために、心理効果を利用した設計がなされている場が多くあります。

例えば高速道路のサービスエリアのトイレのケースです。混雑の要因として、奥の暗いトイレは使われず、手前だけに人が集中する状況がありました。そこで、奥の照明を明るくすると、万遍なく使われ、混雑が緩和されたのです。

これは「サバンナ効果」と呼ばれる心理効果です。暗い森の中にいる人が、明るい草原(サバンナ)を見ると安心感を覚え、草原へと向かいたくなるのです。

一般的に、人が「光」に対して「気になる」「期待する」などの心を抱き、そこに「集まる」といった行動をとる現象を利用しています。

店舗の入口は開いていても、建物の中が暗く、人の気配が感じられないため、足を踏み入れるのに躊躇してしまった経験がある人もいるでしょう。

お客様が利用しやすく、従業員が働きやすい環境を整えるべく、改善する余地がないか検討してみるのもよいでしょう。

【今日の心がけ】

働く場を整えましょう