2024年12月23日(月) 裸の王様
「裸の王様」という言葉は、デンマークの童話作家・アンデルセンの童話の主人公に由来します。高い地位にあって周囲の反対がなく、自分の思いがすべて叶うことから、自己を見失っている人のことを指します。
組織の構造を考えた時に、その長たる人の影響は大きいものです。その発言や決定などによって、組織全体の方針や計画が左右されるといえます。
ただ、自分の思い通りにばかり事を進めては、「裸の王様」になる恐れがあります。ややもすると、周囲の忠告や進言が耳に入らず、問題の引き金になりかねません。組織の雰囲気を嫌悪し、離反する人が現われるかもしれません。
アンデルセンの童話では、笑い話として幕を閉じる「裸の王様」ですが、現実の世界では、様々な問題が生じるおそれがあります。
組織のトップは最も影響力のある存在ですが、それを支える一人ひとりのメンバーがいてこそ、組織は動くことができます。組織内の様々な声に耳を傾けつつ、集団一つにまとめることで、トップとしての力が十分に発揮されるのです。
【今日の心がけ】
周囲の声によく耳を傾けましょう