2025年1月9日(木) 家族との時間

Aさんは結婚して30年が経過しました。

最近、二十歳になった息子は夜勤警備員のアルバイトを始め、妻もパートに出るようになり、家族が顔を合わせる機会はぐっと少なくなりました。

〈家庭を守り支えてきた妻も子育てが一区切りついた。息子も自分の将来を考えて若いうちに色々な社会経験をしたいと思ったのだろう〉と肯定的に考えました。その一方で、Aさんは一人取り残されたような寂しさも感じました。

これまで、夕食後の団欒の時間、息子の学校行事や家族旅行など、家族と過ごす時間を何より大切にしてきたAさんだったからです。

年が明けたある日、Aさん一家は久しぶりに家族三人で食事に出かけることになりました。そこで、今まで伝えてこなかったお互いへの感謝やねぎらいの言葉、思いやりの心に触れることができたのです。

Aさんは〈一緒に過ごす時間は少なくとも、妻も息子も家族を第一に考えて、一生懸命に過ごしてきたんだな〉と家族の心の絆に、喜びをかみしめました。

【今日の心がけ】

家族を思いやりましょう