2025年1月17日(金) 握り飯

ご飯を握った握り飯のことを「おにぎり」「おむすび」などと呼びますが、それぞれの呼び名の由来は、諸説あります。

「おにぎり」は、鬼退治に握り飯を投げつけた民話がもとになっているようです。鬼を切る「鬼切り」の道具として、魔除や厄払いの効果があるとされていました。

一方、「おむすび」は、『古事記』に登場する万物の生みの神である高御産巣日神(タカミムスビノカミ)や神産巣日神(カミムスビノカミ)の名前が由来とする説、人と人との良縁を結ぶ縁起が良い食べ物として「お結び」という漢字をあてた説などがあります。

最近は、米や具材にこだわったおにぎりやおむすびが販売され、手軽にさまざまな種類を楽しめるようになりました。もちろん家庭で手作りする握り飯も私たちの食生活には欠かせません。

握り飯は日々の食卓はもちろん、運動会や遠足などの行事の思い出の一つにもなっているのではないでしょうか。熱々のご飯を握って頬張り、口に広がるお米の味を、改めて感じてみてはいかがでしょうか。

【今日の心がけ】

お米をじっくり味わってみましょう