2025年1月22日(水) 見合わす

世の中には様々な「あそび」がありますが、フランスの社会学者のロジェ・カイヨワは著書『遊びと人間』の中で、遊びの種類を四つに分類しています。

①サッカーやチェスなど競争を伴う遊び、②じゃんけんやサイコロなど運や賭けを伴う遊び、③ごっこや仮想、演劇など真似や模倣を伴う遊び、④ブランコやスキー、ジェットコースターなどめまいやスリルを伴う遊びです。

また、アメリカの脳神経学者のポージェス博士は、遊びの最中は交感神経が興奮状態になり、時に喧嘩に発展することもあると述べています。

同博士はそんな時、顔と顔を見合わすことを進めました。それだけでお互いの交感神経の興奮が収まり、自律神経が関係の修復に働き出すのだそうです。

デジタルの普及で、直接、顔と顔を見合わせなくても交流できるようになった昨今ですが、顔を見合わせての交流がもたらす効果を再認識して、職場内の良好な人間関係に活用することも必要ではないでしょうか。

まずは身近な人と顔を合わせて、笑顔を届けることから始めたいものです。

今日の心がけ  ◆交流の機会を持ちましょう