2025年1月31日(金) 産業の米
「産業の米」とは、日本の経済用語の一つです。
米は私たちが生きる上で欠かすことのできなものであることから、幅広い分野で利用され、産業全体の基盤となる、生活に必要不可欠なものを指します。
鉄はかつて、産業の米と呼ばれました。自動車産業や建設業など多くの分野で用いられ、戦後の高度経済成長を支えたためです。
その後、一九七〇年代後半からは半導体がそれを担い、最近では人工知能やデータサイエンスが次なる産業の米になるのではないかと考えられています。このように産業の米は時代とともに変化してきました。
「不易流行」と言われるように、創業者の思いや企業の存在意義など、いつまでも変わらないもの(不易)があり、事業内容や戦略など時代に応じて変化させる必要があるもの(流行)があります。
社会の変化や技術発展が目覚ましく、企業をとりまく環境が大きく変動する現代、変えてはいけないもの、変えるべきものを見定める力を養いたいものです。
今日の心がけ◆ 時代の変化に対応しましょう