2025年2月14日(金) Origami
「折り紙」の起源については諸説あり、明確なものはないようです。7世紀初めに大陸から紙の製法が伝えられた後、日本の伝統文化の中で生まれ、独自に発展して人々の思いを形にする手段として愛されてきました。
現代の折り紙の基礎が確立されたのは江戸時代で、この時代にシンプルなデザインが庶民の間で広まりました。
現在、「Origami」は、すでに世界共通語となっており、この日本の伝統工芸技術を産業的に応用しようという取り組みが国内外で進行中です。
例えば、第二次世界大戦後、英国人エンジニアが、折り紙に切り込みを入れて作った七夕飾りからヒントを得て開発したとされる「ハニカムコア」があります。
「ハニカムコア」とは、六角形の筒を蜂の巣状に平面に敷き詰めたもので、段ボール製の緩衝材など、私たちの暮らしに役立っています。
たった一枚の紙でも、様々な工夫や思いがあれば、大きな成果が生まれることを教えてくれているのかもしれません。
今日の心がけ◆ 思いを込めて工夫しましょう