2025年2月17日(月) 自らの経験を語らず

プロ野球の千葉ロッテマリーンズで監督を務める吉井理人氏は、選手への指導法について「自分の経験を語らないことを意識している」と述べています。

「私自身が選手時代も、監督、コーチ、先輩の経験談の押しつけほど退屈なものはなかった。できるだけ選手の口から出るように仕向けていく必要がある」として、選手自身に課題を気づかせるための質問を多く投げかけているといいます。

このアプローチはスポーツの世界に限らず重要と言えるでしょう。職場でも、上司や先輩が自身の経験を基に、部下や後輩を指導することがあるでしょう。

しかし、指導される側からすると、上司や先輩の経験は時代背景や会社の状況が異なるため、理解しにくい場合もあります。

指導する立場の人は、まず部下や後輩と積極的にコミュニケーションを図り、良好な人間関係を築くことが肝要です。垣根のない関係性の中での会話から、課題の発見や解決につながる質問や言葉が見つかります。

相手が主体的に考え、行動できるよう意識して指導にあたりましょう。

今日の心がけ◆ コミュニケーションを密にとりましょう