2025年3月11日(火) 心を寄せ合う
東日本大震災から、本日で14年が経ちました。 宮城県南三陸町で蒲鉾屋を営む及川善裕氏は、 この震災で自宅、工場、店舗のすべてを津波により失いました。
避難所生活で困ったトイレの問題について及川氏は次のように振り返ります。
「約千人が使うトイレが断水していたため、 皆でプールの水をバケツで運びました。 今、思い起こすと、助け合いの素晴らしさを感じずにはいられません」
助け合いとは、他者を思いやる心です。 この思いやりの心は、非常時にこそ力が発揮されることが多いようです。
南三陸町以外の被災地でも、自分に危険が迫っている中で人を助けたり、 わずかの食料を分け合って命をつないだりする姿が紹介されました。 こうした姿に、日本だけでなく海外の人々も東北に心を寄せました。
平常時であっても忙しさが増すと、思いやりの心が乏しくなりがちです。 そうならないためにも、日々の生活の中で小さな親切を大切にしたいものです。
震災の教訓を忘れずに、助け合いの心を培っていきましょう。
今日の心がけ◆ 思いやりの心を大切にしましょう