2025年4月7日(月) うららか
「春のうららの隅田川」から始まるこの歌は、武島羽衣作詞、滝廉太郎作曲の『花』です。学校の音楽の時間に歌ったり聞いたりした人も多いでしょう。
「うららか」は、晴れた空やのどかな日差しなど、春の陽気を表わす言葉としてよく使われます。それ以外にも、心が晴れやかであることや、隠し事やわだかまりがない状態を示す場合もあります。
ここで、「心」は表には見えないことから、「うら(裏)」と読むと言われています。馴染みが薄いかもしれませんが、現在でも「心寂しい」「心悲しい」「心泣く」「心ぶれる」などの単語が存在します。
『花』の歌詞では、桜や青柳、明け方の空や朝露、そしておぼろ月など、多くの自然の美しさが歌われています。歌を通して自然と接することで、私たちの心も豊かになるでしょう。
人は美しいと感じるものに触れれば触れるほど、その感性が磨かれます。身近な自然を通して、うららかな心を保ちたいものです。
今日の心がけ◆ 自然の美しさに触れましょう