2025年4月14日(月) 唯一無二の存在

スポーツインストラクターとして働くMさんには88歳の母親がいます。

母親は長年一人暮らしをしていましたが、高齢で日常生活に支障が出るようになったため、Mさんは母親と同居することにしました。

ある日の夜、仕事から帰宅して自室に入ると、部屋が綺麗に掃除されていました。日中、母親がMさんの部屋を掃除していたのです。

了承もなく母親が部屋に入ったことにMさんは一瞬戸惑いましたが、高校生の時にも、同じような出来事があったことをふと思い出しました。

〈高校生の時も、大人になった今でも、母にとって私は子供のままなんだな〉と、いまだに子供扱いされていることをMさんは気恥ずかしく思いました。

一方で、大人になった現在でも、昔と変わらずに愛情を注いでくれる母親は、Mさんにとってかけがえのない唯一無二の大切な存在であることに思い至り、感謝の気持ちが深まっていったのでした。

Mさんは母親にできる限りの親孝行をしようと、思いを新たにしました。

今日の心がけ◆ 親への感謝を深めましょう