2025年4月18日(金) 十八番
「十八番(おはこ)」とは、得意な芸や技を指す言葉で、「この歌は彼の十八番です」とか「あなたの十八番はなんですか」などと使われます。「十八番」と書いて、なぜ「おはこ」と読むのかについては諸説あります。
1832年、歌舞伎役者の7代目・市川團十郎(いちかわだんじゅうろう)が、市川家の得意とする芸の中から、後に「歌舞伎十八番」と呼ばれる18の演目を選びました。
その演目の台本を箱に入れて大切に保管したことから、「十八番」を「おはこ」と呼ぶようになったという説が有力とされています。
歌舞伎の世界に限らず、日々の暮らしの中で、何か一つでも夢中になれる趣味があれば、生活に潤いが加わります。さらに、仕事や家庭でも張り合いが生まれるのではないでしょうか。
ただし、趣味に打ち込みすぎると、生活のリズムが崩れてしまうこともあります。例えば、家族との時間が減り、その関係に影響を与えることも考えられます。
好きなことほど、節度を持って日々の暮らしに取り入れたいものです。
今日の心がけ◆ 楽しいことほど節度を持ちましょう