2025年5月1日(木) 八十八夜

八十八夜は、立春から数えて八十八日目にあたる特別な日で、今年は5月1日です。この頃は、茶摘みや種まき、田植えなどの春の農作業が盛んに行なわれ、農業に従事する人々にとって大切な時期となります。

唱歌「茶摘」の歌詞には「夏も近づく八十八夜」とあります。この歌は、「八十八夜」のほかに「茜だすき」や「菅(すげ)の笠」など、美しい日本語の響きとともに、昔の茶摘みの様子が歌われています。

Yさんは幼い頃、祖母と一緒に「茶摘」の歌を歌いながら手遊びを楽しんだ思い出があります。

「せっせっせーのよいよいよい」と始まり、交互に手を合わせる動作は、お茶を摘む手つきを真似たもので、最後に「とんとん」と両手を合わせて終わります。

Yさんは久しぶりにこの遊びをして当時を思い出すと、懐かしい祖母の手のぬくもりや笑顔が蘇ってきました。そして、Yさんは手遊びや美しい日本語を次の世代の人たちに伝えていこうと思ったのでした。

今日の心がけ◆ 日本語の美しさを伝えましょう