2025年6月3日(火) 技術の発展

本日は「測量の日」です。社会における測量の重要性を啓発するために、平成元年に当時の建設省によって制定されました。この日付は、測量の基準などを定めた測量法が昭和24年6月3日に公布されたことに由来します。

測量とは、物体の位置や形などを定め、記録する行為や技術全般を指します。身近な例としては、土地の広さや境界を定めるために行なわれるものがあります。

測量の重要性はそれだけにとどまらず、地図やハザードマップの作成、災害時の被害調査など、位置や地形に関する情報が必要な分野では不可欠です。

現代の測量技術がなければ、正確な地図作りも、安全な街づくりや災害への備え、円滑な土地の売買も困難でしょう。

「日本の形」を初めて計測したのは、伊能忠敬と言われています。彼は五十歳を過ぎてから全国を歩いて実測し、精密な日本地図を完成させました。

今でこそ位置や形を知ることは簡単ですが、そこには測量を含む様々な技術が使われており、その技術の確立のために、多くの人が人生を捧げてきたのです。

今日の心がけ◆ 先人の偉業に感謝しましょう