2025年6月20日(金) 人は皆わが師
日本教育史に名を残す稀代の教育者であった森信三氏をして「明治以降の我が国の教育史における『百年一出』の巨人」「超凡破格の教育者」と言わしめた人物が、熊本の小学校教師の徳永康起氏でした。
徳永氏の没後、知人たちの手によって、語録『天意百語抄』が出版されましたが、その中に「教え子みなわが師なり」という言葉があります。
「自分の身近に存在する人は、たとえ教え子たりとも自分に心のありかたや行動のありかたを教えてくれるとても大事な存在である」という、謙虚な受け止め方に氏の教え子への優しさが滲み出ているのではないでしょうか。
日々の生活や仕事で多くの人に接し、時には相手の言動に腹が立つこともあるかもしれません。 しかし、そのような時こそ冷静になって状況を見つめてみると、自分では気づかない大事なことを教えてくれていることがあります。
自分の周りにいる人たちは、自分にとってかけがえのない存在だと、改めて認識を深めていきたいものです。
今日の心がけ◆ 周囲の人から謙虚に学びましょう