2025年8月1日(金) 両国の川開き

日本最初の花火大会は「隅田川花火大会」と言われています。

その起源は江戸時代の享保17(1732)年に発生した大飢饉に遡ります。この年、多くの人々が飢えに苦しむなか、さらに疫病の流行も重なり、甚大な被害が出ました。

翌年、八代将軍の徳川吉宗は、犠牲となった人々の御霊を慰め、悪疫退散を祈願するため「水神祭」を執り行ないました。

その際、両国橋周辺の料理屋が幕府の許可を得て花火を打ち上げたのが、現在の隅田川花火大会の原点とされ、当時は「両国の川開き」と呼ばれていました。

夏の風物詩としての花火大会は、人々の心を高揚させ感動させてくれます。その一方で、地方によっては先祖の霊を導く迎え火や送り火としての役割や、戦災・災害で亡くなった人々への慰霊の想いなど、様々な祈りも込められています。

夜空に広がる大輪の花火に心を躍らせつつ、平和な今日があるのは先人のおかげであることに思いを寄せながら、美しい花火を眺めたいものです。

今日の心がけ◆ 先人への思いを深めましょう