2025年10月10日(金) 千差万別
「蓼食う虫も好き好き」という諺があります。
多くの虫にとって苦手とされる、独特の辛味を持つ蓼という植物がありますが、その蓼を好んで食べる虫も存在します。この諺は虫ですら食べ物の好みがあるように、人の好き嫌いも千差万別であるという意味で使われます。
諺自体を聞いたことがあり、意味も知っているという人は多いでしょう。しかし、実際に蓼という植物を見たことがある人はどれだけいるでしょうか。
蓼とは、タデ科植物のヤナギタデ類のことを指します。誰もがイメージできお刺身のつまによく出る、赤紫の小さい双葉になっている植物です。
そして、「蓼食う虫」とされるのは、ハムシと呼ばれる体長四ミリ程度の甲虫です。幼虫時だけでなく成虫になってもヤナギタデを食べ続けるそうです。
もし、誰もが同じものを好んだら、枯渇して供給が追い付かなくなるでしょう。多種多様な人がいることで社会は回っています。ビジネスもチャンスは様々なところにあります。訪れた好機を逃さないようにしたいものです。
今日の心がけ◆ 様々なところに着目しましょう

