2025年10月20日(月) 対話からの学び
仕事を進めていく中で、「右に進むか、左に進むか」といった判断を迫られる場面に遭遇します。決断を迫られると、誰しも少なからず迷うものです。
中間管理職のTさんは、ある日、上司から指示された仕事をどう進めればよいのか分からず、悩んでいました。そんな時、部下の一人が声をかけてきました。
事情を聞いた部下は、話し合いながら対策を練ることを提案しました。そして、彼が質問し、Tさんがそれに答えていくという形で、やり取りが始まりました。
まず「仕事の目的と目標は何か」という問いから始まり、次に「目標達成に必要な情報は何か」「求められる行動は何か」と、質問は段階的に進んでいきます。
さらに、「必要事項の伝達方法」「計画の進捗状況の確認方法」「職場環境の整備」といった内容にまで話は及び、最終的には、計画が無事にまとまりました。
Tさんが「なぜ、このように考えられるのか」と尋ねると、部下は「Tさんからの指示は、いつもこのように整理して考えて進めています」と答えたそうです。
考え、悩むにも順序や手順があることを、部下との対話で学んだTさんでした。
今日の心がけ◆適切な業務計画を立てましょう

