2025年10月31日(金)恩師に教えられた言葉
かつてKさんは、就職について相談するため、高校時代の恩師を訪ねました。そして10年が経った今も、恩師の言葉を胸に刻みながら仕事に取り組んでいます。
恩師は、Kさんの話を一通り聞いた後で、「これは、私と縁のあった生徒皆に望んでいることだが・・・」と前置きしながら、「どんな職業に就こうとも大切なのは、他の人が嫌がることを、進んで引き受ける心で働くことだ」と言ったのです。
しばらくして、Kさんがお礼を述べて帰ろうとしたとき、「だれもやらないから自分がする、というのは愛だと思う。君にも、そのような愛を持って働く人間になってほしい」と恩師は付け加えたのでした。
恩師からは、企業や職種についての具体的な助言はありませんでした。しかしKさんは今も、仕事に向き合う姿勢だけでなく、人が生きていく上で大切にすべき心構えを教えられたという実感を、強く抱いています。
そしてこれからも、恩師に教えられた愛こそが、職場や社会、家庭をより良くしていく力の一つであるという信念を持って、働いていこうと心に決めています。
今日の心がけ◆豊かな愛情を育みましょう

