2025年12月10日(水) 心を育む

寒い朝、吐く息が白く広がる静寂の中に立つと、身も心も引き締まります。そんな瞬間、凛とした清々しさを感じたことのある人は、どれほどいるでしょうか。

先行きが見えにくく不安が募る時代には、思いがけない出来事に巻き込まれたり、人間関係がこじれたりすることがあります。そのような時こそ、心に「空所」を持つことが大切です。

例えば、仕事が立て込んでいるときに、ほんの五分だけ席を離れて屋外の空気に触れ、深呼吸をする。忙しい朝に、少しだけ意識を家族に向け「おはよう」と声をかける。相手と意見が食い違ったときも、まずはその考えを受け止める。

こうした小さな実践が、心に落ち着きと余裕をもたらし、柔軟な姿勢を育ててくれます。その積み重ねは、やがて人間関係に温かさをもたらし、新しい発想や協力の芽を育んでくれることでしょう。

〈冬の寒さが私の心を育ててくれる〉と受け止める勇気と、日々の生活の中で空所を持つ工夫が、激動の社会をしなやかに歩むための秘訣なのかもしれません。

今日の心がけ◆心に空所を持ちましょう