2026年1月20日(火) 手を広げすぎない

「あれもこれも」と欲張った結果、結局は何も得られないことを、「二兎を追う者は一兎をも得ず」や「虻蜂(あぶはち)取らず」といったことわざで表わします。どちらも、欲を出しすぎると失敗につながるという教訓を含んでいます。

「二兎を追う者は一兎をも得ず」は、ヨーロッパで広く使われていた表現で、幕末期にオランダ語、フランス語、英語などを通じて日本に伝わったとされます。

明治13年頃には修身の教科書にも登場し、西洋由来であることは意識されず、日常的に使われるようになり、現在では一般的なことわざとして定着しています。

一方で、これに押される形で徐々に使われなくなったのが「虻蜂取らず」です。諸説ありますが、「虻」と「蜂」の両方を捕らえようとして、結局どちらも逃してしまったのは「蜘蛛」であるという説もあります。

これらの対義語としては、「一石二鳥」や「一挙両得」などが挙げられます。しかし、仕事においては、あれもこれもと手を広げすぎるよりも、目の前の一つひとつの課題に丁寧に向き合うことが、結果として確実な成果につながるのです。

今日の心がけ◆一つの物事に集中して取り組みましょう