2026年2月20日(金) 原稿が見える

職場の会議で、新しい業務企画の説明をすることになったTさんは、その準備の中でも特にスピーチ原稿の執筆に四苦八苦していました。

まず、Tさんは伝えるべき課題を明確にし、次に効果的な説明手順を考えました。この構想を練りあげた後、内容をすべて文字に書き起こしたのです。

その後、何度も練習したTさんは、会議での発表の予行演習を兼ねて、上司の前で内容を披露することになりました。

ほぼ原稿通りに話し終え、手応えを感じたTさんでしたが、上司の反応は違っていました。一言、「原稿をそのまま読んでいるような発表だ」と評したのです。

それは、原稿に縛られすぎて、言葉と言葉の合間に余裕がなく、息が詰まるような話し振りであったということを意味していました。

「原稿を持たずに本番に臨むように」という助言を受けたTさん。思い切ってその通りにしたところ、言葉に気持ちが乗って心地よく話せたといいます。

原稿という「型」を習熟した後の、さらなる飛躍を実感したTさんでした。

今日の心がけ◆次の成長段階を目指しましょう