2023年3月19日(木)桜を想う
日本には四季があり、 私たちの祖先は古くからその移ろいを敏感に感じ取り、 自然の美しさに心を重ねて和歌に詠んできました。
世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし
これは平安時代の歌人・ 在原業平(ありわらのなりひら)が詠んだ和歌で、「もしこの世に桜がなかったなら、心を騒がせることなく春をのどかに過ごせただろうに」という意味 です。
この和歌が詠まれてから1100年以上が経ちますが、 現代の私たちの中にも桜に対する変わらぬ美意識があることに驚かされます。
桜は開花までが待ち遠しく、 満開になったと思えば、 雨や風で散ってしまわないかと心配になり、その様子に一喜一憂して気持ちが落ち着かないものです。
各地の桜の開花予想日を 「桜前線」 と呼び、 ニュースになるのも日本ならではの風習でしょう。
いかに日本人が桜とともに暮らしているかがよく分かります。
日々忙しく過ごしている私たちですが、 今年はいつもと違った視点で桜を眺めてみてはいかがでしょうか。
今日の心がけ ◆桜の儚さに心を寄せましょう

