2026年4月14日(火)新旧を活かす働き方

古来、日本の先人たちは、芸道や茶道、武道といった世界に身を置き、自己研鑽を積む過程で 「守・破・離」という段階を重んじてきました。
守とは、師についてその流儀や型を忠実に守り、励むこと。
破は、基本を自己の工夫や努力によって洗練し、さらに高めていくこと。
離は、自己の研究を集大成し、独自の道を確立することを意味します。
ベテラン社員のS氏が入社した頃、初めて配属された部署で、業務のあり様に古 臭さを覚え、「もっと効率的にできるのに」と否定的に見ていたといいます。
そんな折、尊敬する先輩から「若い時分に『守・破・離』の段階を学び、異動する度に一年間はその部署のやり方に徹したものだ」 と聞き、感銘を受けました。それ以来、S氏は部署を異動する際、まずは既存のやり方を踏襲するようになり ました。
もちろん、古いやり方にとらわれ過ぎることは問題です。
しかし、先人が紡いできた手法を否定するばかりでは、物事を狭く捉えてしまいます。
新旧の調和を見極め、最良の一手を探り続けていきたいものです。

今日の心がけ ◆視野を広げて判断しましょう