2026年6月12日(金)蛍が輝く初夏
“生れ出でて 命短しみづうみの 水にうつろふ蛍の光”
これは、明治から大正にかけて活躍した歌人島木赤彦(しまき あかひこ)の短歌です。
「この世に生まれ出たものの、命の短い蛍が、湖の水面を漂うように光を放っている」という意味に解されます。
島木赤彦は、数えで50で亡くなるまで長野県の諏訪湖を拠点に、自然と向き合いながら作歌を続けました。
この歌は、はかない命を美しい光として輝かせる蛍の姿を、 静かに見つめて詠まれたものなのでしょう。
近年、蛍は以前ほど見かけなくなりましたが、日本には40種以上が生息し、5月下旬か ら7月頃にかけて観賞することができます。
忙しない日々を送っていると、自然に親しむ時間は次第に減ってくるものです。
しかし自然は、私たちの心と身体に多くの良い影響を与えてくれます。
集中力や幸福感を高め、ストレスの軽減にもつながるといわれています。
蛍の命の輝きに思いを寄せつつ、今年の初夏を、身体全体で感じたいものです。
今日の心がけ ◆初夏の自然に触れましょう

