2026年7月9日(木)つながりの心

奈良時代から平安時代にかけて、貴族たちの間で広く親しまれてきた「蹴鞠(けまり)」。
華やかな装束をまとった人々が円陣を組み、鹿革で作られた鞠を地に落とさぬよう蹴り続ける姿を、今でも絵巻物の中に見ることができます。
蹴鞠の歴史は千年余りにのぼり、技を磨くだけでなく、人と人とのつながりを大切にする文 化として受け継がれてきました。
蹴鞠に勝敗はありません。
参加者全員が鞠をつなぎ続けることを目的とし、互いの動きを読み、呼吸を合わせることが何よりも重んじられました。
一人が目立つのではなく、全員で場を整え、流れをつくる。
その精神の中に、礼儀と協調の心が自然と息づいているのです。
職場もまた、蹴鞠の円陣に似ています。
誰か一人が抱え込むのではなく、互いに声をかけ合い、仕事を丁寧につないでいくことで、チームの力が発揮されます。
古来の遊びに込められた先人の知恵に倣(なら)い、周りと息を合わせることを意識しながら日々を 過ごしていきたいものです。

今日の心がけ ◆周りと息を合わせ声をかけ合いましょう