12月13日(月)「正月事始め」

12月13日は、正月を迎えるための準備を始める「正月事始め」の日です。


 旧暦の12月13日は「鬼宿日(きしゅくにち)」にあたり、婚礼以外はすべて吉とされていたため、正月の年神様(としがみさま)を迎えるのにふさわしいとされました。

 年末の風物詩としてニュースなどで紹介される神社やお寺の「煤払い(すすはらい)」も12月13日に行われます。


 また「松迎え(まつむかえ)」といって、年神様を迎えるための門松やおせち料理を作る時に使う薪(たきぎ)を取りにいくのもこの日でした。

 ちなみに、お歳暮をこの時期に贈るのは、お歳暮が正月用のお供ものだったことの名残です。

年神様を迎える準備が整う頃に届けるというわけです。


 京都の祇園では、芸妓や舞妓が芸事の師匠やお茶屋を訪れて挨拶をする「正月事始め」の習わしが今も続いています。

 大掃除など、年末に慌しくするのではなく、早めに始めてゆったりとした清清しい気持ちで、新年を迎えたいものです。

<今日の心がけ>
準備は早めに始めましょう