7月21日(木)「思い込み」

Aさんは、今年入社したSさんに「受話器は丁寧に置きなさい」と注意をしました。するとSさんから、「ジュワキって何ですか?」と質問されました。
 Sさんは、受話器が何を指す言葉か分からなかったようです。Aさんは言葉の認識に大きなギャップを感じ、驚きました。
 この場合、Aさんからすれば当然知っていると思っていたことをSさんは知りませんでした。こうした「自分が知っているから相手も当然知っている」などと思い込むことを「バイアスが掛かる」と表現することがあります。

昨今のビジネスシーンにおいてバイアスという言葉は、方向性が偏っているという意味から「かさ上げ・偏り・歪み」を指すようになりました。「これまでのやり方が絶対に正しい」という考えも、バイアスが掛かっています。
 誰でも、様々な場面で思考の偏りや思い込みで決めつけてしまうことがあるものです。<自分の考えに偏りがないか>と一度立ち止まって考えることで、より良い判断ができるようになるのです。

一般社団法人倫理研究所 職場の教養7月21日(木)「思い込み」より

<今日の心がけ>
偏りのない考え方を身につけましょう