2026年6月27日(土)ぬか漬け
日本の伝統食である漬け物に「ぬか漬け」があります。
昔は各家庭にあった「ぬか床」は近年は減っていましたが、 昨今の腸活ブームで見直されています。
漬け物は乳酸菌を利用した発酵食品で、歴史は古く奈良時代にまで遡ります。
平安中期に編纂(へんさん)された『延喜式(えんぎしき)』には、大豆や栗を臼で挽いたものに塩を加えて漬け床を作り、そこに野菜を漬けた「須須保利 (すすほり)」が記載されていま す。
現代の米ぬかを使ったぬか漬けは江戸初期からで、白米を食べるようになって脚気(かっけ)がはやり、その予防に精米した際に出る糠が良いといわれ、広まりました。
脚気はビタミン不足で起きる病気ですが、当時はビタミンに関する知識は誰もありません。
腸活ブームと同様に、江戸時代の脚気の予防も、健康に良いことから人々の注目を集めたと ころは共通しています。
ぬか漬けの歴史は、先人が受け継いできた生活の知恵を示しています。
腸活ブームによる再評価も、伝統が時代を超えて価値を持つ表われといえるでしょう。
過去の営みを見つめ直し、今に生かせる新たな可能性を見出したいものです。
今日の心がけ ◆伝統から学びましょう

